AI時代にコードを”書かない”プログラミングで、47歳未経験からWebサイトを完成させた話。

Web制作の知見・AI活用

1. 悲劇の始まり:環境構築の壁

プログラミング学習を初めて数週間。Progateの演習問題はクリアできるものの、心の中はずっと不安でした。

「これ、ただの写経ロボットじゃないか?」

その不安が現実になったのは、VS Codeを導入し、「環境構築」という名の、ワケのわからないエラーの泥沼にハマった時です。Progateの課題をこなすためのPCの環境構築でつまずきました。

10年近く使い続けている古いPCのせいか、意味不明なエラーメッセージばかりが出て、「もうやめようか」と本気で思いました。教材の答えは出せるのに、自分のPCでは何も動かない。このギャップは、学習意欲をゴリゴリ削っていきます。

2. 決断:「AIを Co-Pilot にする」戦略

このままでは時間だけが過ぎていくと感じた私は、一つの戦略に切り替えました。

「私がゼロからコードを書くのは辞める。AIを優秀なCo-Pilot(相棒)として使い倒す」

これが、Web制作を完成させるための唯一の道でした。

AIに架空の占いサイト『南浦の母』の設計図とコードの大部分を書いてもらい、私はひたすら「指示」「貼り付け」に徹しました。

3. 正直な告白:9割はAIが書きました

サイトは動きました。デザインもプロっぽくなりました。動く占い機能まで実装できました。

でも、正直に言います。完成したサイトのコードのうち、9割はAIが書いたものです。

「全部自分で書いてない」という罪悪感がないわけではありません。私の理解度は、まだ10%くらいかもしれません。

しかし、この過程で私は「現代のエンジニアに必要な、最も重要な仕事」を体得しました。

4. 最大の試練と感動:たった1つの間違い

完成間際、サイトのレイアウトが大きく崩れるという致命的なバグが発生しました。メニューがサイトの横に食い込んでしまう状態です。

AIは「あなたのHTML構造に問題がある」と指摘しましたが、具体的な場所は特定できません。

私は、自分の目でコードを一行ずつ追いかけ、ついに原因を発見しました。

HTMLの<header>(ヘッダー)の閉じタグの位置が間違っていたのです。

  • 間違い: ヘッダーという箱のに、他の全てのセクションを入れ込んでしまっていた。
  • 正解: ヘッダーという箱を一度閉じて、そのに次のセクションを積み重ねるべきだった。

AIがどんなに優秀でも、人間のミスは、人間にしか直せない。このバグを自力で直せた瞬間、「私、エンジニアになれたかも」と初めて心の底から感動しました。

5. AI時代にプログラミングを学ぶ「意味」

最終的に、私は以下のことを体感しました。

  1. ゼロから書く力は、もう不要。 → AIに任せる。
  2. 作ったものを修正し、意図通りに動かす力は、必須。 → これが私の仕事。

最後に、背景画像を変更して文字が読みにくくなった際も、AIに「半透明の黒い膜(オーバーレイ)」というプロの技を教えてもらい、修正して完成です。

今はまだ「理解できている」とは言えません。 しかし、この動く作品(ポートフォリオ)を手に入れたことで、私の学習は次のステージに進めます。

「全部暗記して書く人」ではなく、「AIという部下を使いこなし、間違いを正せる監督」になる。

これが、47歳未経験からのWeb制作独立における、私の生存戦略です。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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